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カテゴリ:不妊治療の方法

胚盤胞にならないと移植は無駄ですか?

 

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今日もご質問にお答えさせていただきたいと

思います。

 

お名前:パンダさん

ご質問内容:
いつも楽しみに拝見させていただいております。ひとつお聞かせください。
私はいま、体外受精にチャレンジしているのですが、いま通う病院は必ず胚盤胞まで育てる方針で、胚盤胞にならないことには胚移植をしてくれません。胚盤胞になる前に死んでしまうタマゴは、2日目や3日目に移植していたとしてもお腹の中で死んでしまうのでしょうか?

 

 

以上です。

パンダさん、ご質問ありがとうございました!

一般に、

”分割胚よりも胚盤胞のほうが着床率が高い”

ということはあなたもご存知かもしれません。

『胚盤胞移植肯定側』

からすれば、

今回パンダさんがおっしゃっているように

「胚盤胞になるまえに

成長が止まってしまう胚は、

分割胚の時点で移植していたとしても当然、

お腹の中で同じ運命を辿っていたはずです。

だから胚盤胞まで培養するということは、

生命力が強く、着床率の高い胚を事前に

選別することができ、

無駄な移植を避けることができるのです」

と言えるかと思います。

 

。。。ですが、

人間の体は理屈どおりに

いかないことだらけです。

以前、僕が担当していた患者さんで

こんな方がいました。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

クリニックは新宿の有名院。

クロミッドで成熟卵が2つ採れて、

採卵2日後の時点でどちらも

4分割胚。

ひとつを新鮮で移植し、

もうひとつは胚盤胞まで培養。

しかし、

採卵から7日後の胚盤胞凍結確認の電話では、

桑実胚でストップしてしまったことを伝えられ

大きく落ち込む。

「お腹に戻した方もダメかもしれない。。」

結果は、

その後の判定日に陽性。

そのまま元気な女の子を出産。

 

それから約2年後。

二人目のための治療を再開し、

当院にも再来院。

同じ新宿のクリニックで、

クロミッドで採卵。

このときは3つ成熟卵がとれ、

採卵2日後の時点で3つとも分割。

一人目の時と同様に、

ひとつを新鮮で移植し、

他2つは胚盤胞培養にチャレンジ。

結果、培養を続けた2つの胚は、

胚盤胞前で成長ストップ。

しかし、

判定日にはまたも陽性。

二人目は元気な男の子を出産。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

嘘でもなんでもなく、

僕が以前診ていた患者さんの話です。

また、

ほとんど同じような経過をたどった方が

もう一人いらっしゃいました。

 

『分割胚移植肯定側』

からすれば

「体内環境と体外環境は

イコールではありません。

より体外に暴露される時間の長い胚盤胞培養は、

胚に大きなストレスを与えてしまう可能性も

否定できません。

分割胚の時点で極力早めに

体内に戻してあげたほうがいいでしょう」

とも言えるわけです。

この患者さんにとっては間違いなく、

分割胚移植のほうが合っていたのだろうな

と思います。

 

ただ、

やはり胚盤胞移植のほうが合っていたと

思われる結果となる患者さんも

たくさんいらっしゃいますけどね。

同じ人の同じタマゴで二つの未来を

みることができれば一番いいのですが、

それは当然無理な話なので^ ^;

 

いずれにしても、

分割胚移植、

胚盤胞移植、

片方しかやったことがなく

結果に繋がっていない人は、

もう片方を試してみる価値はあると思います。

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